<7.食物アレルギーの発症予防と離乳食のアレルゲン食品摂取時期>
アレルゲン食品を離乳期に除去し遅く開始する方が、食物アレルギー発症率が高いことが報告されており、食物アレルギーの発症を予防する方法として、アレルゲン食品を離乳期早期に食べさせる試みが検討されています。日本では鶏卵、欧米ではピーナッツの離乳食早期利用が勧められています。
日本では離乳食初期5~6ヵ月に固ゆで卵黄、卵白の少量から開始する方法です。ただすでにアトピー性皮膚炎がある場合は医師の指導のもとに湿疹を十分に治療してから行います。
—柴田瑠美子著 国立病院機構福岡病院の食物アレルギー教室 より抜粋—