<3.新生児・乳児消化管アレルギー>
おもに新生児から乳児にみられる疾患です。食物アレルギーの症状が消化管症状(嘔吐や下痢)のみ
で、蕁麻疹や咳き込みなどはみられません。食物摂取後、2時間以降に急に激しい嘔吐、腹痛、下痢など
が起こり、中には嘔吐のためぐったりすることがあります。
乳児では粉ミルクによるものが最も多く、離乳時期の固形食品、卵黄、大豆、小麦などによる消化管アレルギーもありますが、比較的稀な食物アレルギーです。
—柴田瑠美子著 国立病院機構福岡病院の食物アレルギー教室 より抜粋—