第8回ふくおか食物アレルギー攻略法講座 動画配信開始いたしました

第8回ふくおか食物アレルギー攻略法講座 -食物アレルギーの正しい理解・集団生活対応・誤食予防の最前線ー を 2023年11月26日(日)に開催いたしまして、おかげさまで54名様のご参加をいただき大盛況のうちに終了いたしました。
ありがとうございました。
当日の講義の動画は以下の通りです。ご興味のある講義をご視聴ください。
配信期日は、2024年2月29日(木)までです。

第1部 食物アレルギーを正しく理解しましょう ①食物アレルギーって何?
講師:柴田 瑠美子  国立病院機構福岡病院アレルギーセンター顧問” 16分56秒

第1部 食物アレルギーを正しく理解しましょう ②知っておきたい食物アレルギー診断の流れ 5分11秒 

第1部 食物アレルギーを正しく理解しましょう ③食物アレルギーってなおりますか? 7分00秒

第2部 最近の治療最前線 ①
講師:柴田 瑠美子先生  国立病院機構福岡病院アレルギーセンター顧問 9分29秒  

第2部 最近の治療最前線 ②重症ミルクアレルギー児のオリゴ糖ケストースの効果 9分36秒

第3部 園/学校の集団生活における注意点/お出かけ時の注意点
①新入園/新入学に備えて(給食編・給食以外編)
講師:後藤 綾子先生 福岡大学病院小児科助教” 12分37秒

第3部 園/学校の集団生活における注意点/お出かけ時の注意点
②外食時に備えて/お友達の家での注意点 9分44秒

第3部 園/学校の集団生活における注意点/お出かけ時の注意点
③国内旅行時/海外旅行時の注意点 5分55秒

第4部 誤食事故を起こさないために/起こしてしまったら ①誤食につながりやすいシーン
    下村 瑞代先生 福岡市立こども病院栄養管理室副室長 22分31秒

第4部 誤食事故を起こさないために/起こしてしまったら  ②誤食につながりやすいシーン(災害時編) 5分38秒

第4部 誤食事故を起こさないために/起こしてしまったら ③症状が出てしまったら  1分44秒

第5部 エピペンの使い方講座  ①症状が出てからエピペンを打つまで
    講師:増本 夏子  国立病院機構福岡東医療センター小児科医長  10分13秒

第5部 エピペンの使い方講座  ②エピペン実践 打ってみましょう 9分31秒

第5部 エピペンの使い方講座  ③エピペン実践時の注意点 9分52秒

食物アレルギー日誌アプリ  ‶すまいるノート‶ 無料配信開始いたしました

ようやく食物アレルギー日誌アプリができあがりました。

いままでお子さんの状況を手帳に記録したり、写メしたり別々に保存されていて管理が大変ではないでしょうか。

このすまいるノートは、負荷試験記録、ご自宅での食事記録、症状の記録、服薬記録、医師や栄養士からの指導の記録等を1つにまとめることで解決いたします。

概要詳細はこちらをご参照ください。

新規ご登録(ダウンロード)は無料です。お試しいただけましたら幸いです。

(新規ご登録と同時にベーシック会員となり、500MGまで無料でご利用いただけます。当ネットワークの個人賛助会員(4,000円/年会費)またはスマイル給食リンクシステム会員(3,960円/1年の場合)にご入会いただきますとプレミアム会員となり容量無制限でお使いいただけます)

<アプリの無料ダウンロード>

 ①アプリの無料ダウンロードは、以下のURLにログインしてください。

  ログインURL  https://www.smile9.org/bwrecord/public/index.php/

 ②ご利用規約を確認いただきます。

 ③画面下段の「新規ユーザー登録」を選択

 ④メールアドレスとパスワードを設定ください➔登録➔仮登録完了です

 ⑤登録いただいたメールアドレスに仮登録完了通知メールが送信されます

  それを開いていただき、そこに記載されているURLへアクセスし登録完了となります。

<すまいるノート使い方マニュアル>

以下をご参照ください。

入学シーズンを迎えて2

3/28読売新聞朝刊 ララ・ライフに 福岡アレルギーを考える会 野田会長の取材記事が掲載されました。新入学時または進級時の学校との面談に有効と考えられますのでご参考にお願いいたします。

〇野田会長取材記事より  <学校に伝える際のポイント>

・入学時の面談を申込み、担任、校長、教頭、養護教諭、栄養士らに出席してもらう。

・面談はできるだけ夫婦で。発症時の写真や診断書などの説明資料を準備する。

・エピペンの保管場所や使用方法は学校全体に周知してもらう。

・同じクラスの子たちへの説明を頼む。保護者会などで親にも理解してもらう。

記事詳細はこちら

入学シーズンを迎えて・・・3/21読売新聞朝刊記事掲載

3/21付読売新聞朝刊に当ネットワーク柴田瑠美子理事長のインタビュー記事が掲載されましたのでご案内申し上げます。

〇柴田理事長取材記事より  <学校生活での注意点>

・給食で除去食を利用するかどうかは医師と相談して決め、学校指定の書類で症状などとともに

 丁寧に伝える。

・給食がこぼれた時や、授業や行事で原因食品がでる際には、口にしたり触れたりしないように配慮

 してもらう。

・運動でアレルギーが誘発される病状では、運動前の除去食を徹底するか、食事前後の運動を控える。

・エピペンが必要な場合は毎日携帯させ、学校と対応方法を十分相談する。

詳細は以下をご覧ください。

3/21読売新聞ララ・ライフ  食物アレルギーの子の入学

アレルギーのかたの新型コロナワクチン接種につきまして

新型コロナ禍の緊急事態宣言が福岡でも解除されるようですね。

いよいよ新型コロナ対策のワクチン接種が医療従事者から始まりました。

一般の接種が始まるのは、まだまだ先になりそうですが、当ネットワークに 「食物アレルギーで

過去にアナフィラキシーの既往歴があるけれど、ワクチン接種の副作用でアナフィラキシーが言わ

れているがどう考えればよいか」とのご相談をいただいています。

そこで、当ネットワーク理事長で国立病院機構福岡病院アレルギーセンター顧問、日本アレルギー

学会指導医/小児科医師の柴田瑠美子から アレルギー児およびその保護者様へ向けたメッセージを

もらいましたのでお知らせいたします。

患者様および保護者様からワクチン接種のご相談等ございましたときのご回答の1つにご検討いた

だけましたら幸いです。

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コロナワクチン接種(対象17歳以上)がこれから始まりますが、過去に食物アレルギーで

アナフィラキシー歴がある患者様、また、アナフィラキシー歴がある方の保護者様より、

コロナワクチン接種の副作用の1つとしてアナフィラキシーが言われているが、どのうように

考えたらよろしいか のお問合せがきております。

今回のコロナワクチンについて、食物アレルギー、花粉症、喘息患者さんは、接種禁忌には

なっていませんので、接種は可能です。

アナフィラキシーでのコロナワクチンについてのガイダンスがあります。

日本アレルギー学会からはでていませんが、AAAAI(アメリカ、アレルギー免疫学会)の

学会誌(2021.2月号)にコロナワクチン接種の特別委員会からCDCのWebの情報をもとに

アレルギー疾患における接種ガイダンスとして発表されています。*1

アナフィラキシーの頻度が100万人に1人とまれであること、15分以内の発症でアドレナリンで

改善していること。

食物アナフィラキシーを含めたアナフィラキシー疾患でワクチンをうけることができる、30分

観察をおこなうこと。

とまとめられています。

<ガイダンスより抜粋>

Anyone with a history of anaphylaxis to food, oral medication, latex, environmental,

or venom allergies can receive either the Pfizer or Moderna vaccine without any precautions

other than a recommended 30-minute observation period. 

また、ワクチンの成分のPEGポリエチレングリコールに関してもコメントがあり、PEGアナ

フィラキシーは非常にまれで、ワクチン成分のアナフィラキシーは確認されていないとかかれて

います。これもさらにこの中のサイトでくわしくかかれています。

一度かかりつけのお医者様にご確認なされてはいかがでしょうか。

接種をご検討なさる場合のご参考の1つとしていただけましたら幸いです。

―NPO法人福岡食物アレルギーネットワーク 理事長 柴田 瑠美子―

<引用>

*1

AAAAI COVID-19 Response Task Force Guidance on Administration of COVID-19 Vaccines Related to Concerns of Allergic Reactions

Guidance Prior to the First COVID-19 Vaccine Dose, All Referenced on the CDC Website

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『喘息児含めたアレルギー児のための新型コロナ等感染症蔓延下での災害時含む生活対処法およびエピペンの使い方』の動画配信              -福岡市NPO活動推進補助事業-

 このたび、「福岡市NPO活動推進補助金」の交付を受けまして、表題の通りアレルギー関連動画を製作いたしましたので 配信のご案内を申し上げます。喘息を持つお子さんは気道に炎症を持っており、それにウィルス等の感染症が加わると症状増悪の因子となりますので、保護者や小学校関係者の方々も不安に感じていらっしゃることと存じます。特に今般の新型コロナウィルス禍においては、まだ情報が交錯しており、さらに不安に感じていらっしゃることと存じます。そこで、当ネットワークではアレルギー指導医、アレルギー専門医による最新の情報に基づいた『喘息児含むアレルギー児のための新型コロナウィルス等感染症蔓延下での生活対処法』についての動画を作成いたしました。  

 またエピペンの使い方につきまして、新型コロナウィルス禍の影響で医師によるエピペンの使い方講習が中止になっており、小学校の教諭の方々、特に新任の教諭の方々におかれましては、エピペンを触ったことが無い方がほとんどであり、不安に思われている方が多いと思います。 そこで、万が一の対応に備えてエピペンの使い方の講習が急務であると考え、 『エピペンの使い方』に関する動画を作成いたしました。保護者の方々におかれましても、エピペンの使い方とコツを忘れないように、定期的にこの動画をご覧いただければ幸いでございます。   

令和2年12月  特定非営利活動法人 福岡食物アレルギーネットワーク 理事長 柴田 瑠美子

動画1 『喘息児含めたアレルギー児のための新型コロナ等感染症蔓延下での災害時含む生活対処法』  

   動画1-1 新型コロナウィルスについて -10分-

   動画1-2 子どもとコロナウィルス/新型コロナウィルス感染症とアレルギー疾患 -5分35秒-

   動画1-3 感染症を考えた災害対策/日頃の備え -7分21秒-  

             講師:手塚 純一郎先生 福岡市立子ども病院アレルギー呼吸器科科長   

                                      日本アレルギー学会専門医

      *動画1の配信は、2021年1月31日までです

動画2 『エピペン®の使い方1 』 -13分49秒-

             エピペンを使う場面/アナフィラキシーとは

             エピペンの効能/効果

             エピペンの使い方/コツ

             保管や管理について

              講師:岡松 由記先生 飯塚病院 小児科部長  日本アレルギー学会専門医-

     『エピペン®の使い方 2 』 -1分55秒-

            エピペンを打ってみましょう -6分-

             講師:柴田 瑠美子先生 国立病院機構福岡病院アレルギーセンター顧問 小児科医師

                  日本アレルギー学会指導医

第5回ふくおか食物アレルギー攻略法講座講座の動画配信のご案内

第5回ふくおか食物アレルギー攻略法講座は、2020年10月25日(日)に開催いたしまして、54名様のご参加をいただき大盛況のうちに終了することができました。
つきましては、ご参加いただけませんでした方々、ご参加になった方で再度見てみたい方々のために動画をアップいたします。

以下より動画にリンクしておりますのでご覧いただけましたら幸いです。

ー公営財団法人ニッポンハム食の未来財団さんより助成金を受けて開催いたしましたー

第1部/第2部 座長:下村国寿先生 下村小児科医院 元院長

 第1部-1 「皮膚バリアとアレルギーの関係」    

  講師:梅野英輔先生  梅野小児科内科医院理事長

 第1部-2 「発症予防/耐性化の最新情報」      

  講師:柴田瑠美子先生 国立病院機構福岡病院アレルギーセンター顧問/小児科医師

 第2部  「感染症対策含む園/学校生活攻略法」   

  講師:松田健太郎先生 松田小児科医院院長

第3部 座長 堤信先生  福岡大学筑紫病院小児科助教

 第3部  「感染症蔓延時の災害時に生き抜く方法」  *配信は2020年12月31日まで

  講師:手塚純一郎先生 福岡市立こども病院アレルギー・呼吸器科科長

第4部 座長 手塚純一郎先生 福岡市立こども病院アレルギー・呼吸器科科長

 第4部-1 「エピペンの使い方」           

   講師:岡松由記先生  飯塚病院小児科部長

 第4部-2 「吸入器の使い方」            

   講師:増本夏子先生  国立病院機構福岡東医療センター小児科

 

エピペン®携帯用キャリーバッグつくりました

多くのおかあさん方から切望されていました、エピペン®をお持ちのお子さんの園/学校への預け用やお出かけ用にエピペン®携帯用キャリーバッグ「Eキャリーバッグ」を製作いたしました。

販売につきましては、当ネットワークでカート機能を持ちませんため、協賛ショップのすまいりー・くらぶさんで販売いたします。

<当ネットワークで企画いたしましたエピペンの携帯用キャリーバッグ おかげさまで大好評です>

エピペン+ウェットティッシュ、ハンカチ等が入れられます。

緊急時のお薬も入れるポケット付きなので、そのまま園や学校の先生に預けることができ便利です。

Eキャリーバッグ 2,728円(税込/送料無料)

Eキャリーバッグの紹介動画はこちらからどうぞ。

販売は、当ネットワーク賛助ショップ ㈱すまいりー・くらぶ でおこなっております。

企画:NPO法人福岡食物アレルギーネットワーク

監修:柴田瑠美子(当ネットワーク理事長 国立病院機構福岡病院アレルギーセンター顧問 非常勤小児科医師)

製造/販売 :すまいりー・くらぶ(ヤフーショッピングサイト) 

       クレジットカード/PAYPAY残高払い/商品代引

       すまいりー・くらぶホームページ 

       銀行振り込み/商品代引

価格:2,480円(税別) 

送料:クレジットカード/PAYPAY残高払い/銀行振り込みの場合、無料です

*レターパックライトで発送致します  日にち指定、時間指定はできません

  Yahooショッピングのご注文時に送料が入りますが、レターパックライトの場合後程無料に修正いたします

 商品代引の場合は、通常の送料+代引手数料がかかりますことをご了承くださいませ

*銀行振り込みをご希望の場合は、すまいりー・くらぶホームページでお申し込みをお願いいたします   送料は後程無料に修正いたします

・知ってねカードをバッグ全面に表示でき、外出時や災害避難時に居合わせた人に食べられないものを知ってもらえます

・保冷材を入れるポケットがありますので、一定の時間保冷できます

・薬入れポケットがありどんな時に使うかも記入できますので、園/学校の先生へ預けるうえでも1つにまとまりますので便利です

・吸入器をはじめウエットティッシュやハンカチも入れることができ、これ1つ持ち出せばよいので便利です

【お問合せ】

すまいりー・くらぶ (あべ)  092-291-1110  090-5082-5741

使い捨てマスクの配布につきまして

申し訳ございません、ただいまマスク在庫がなくなりましたため中止しております。再開いたしましたらご案内申し上げます

今般の新型ウィルス蔓延によりましてマスクが不足しております。気管支喘息/花粉症の方は大変つらい思いをされていることと存じます。

今回、当ネットワーク賛助企業の株式会社すまいりー・くらぶさんよりマスクの無償提供がございましたため、当ネットワークのweb会員、個人会員、スマイル給食リンクシステム会員の皆様に中で 気管支喘息/花粉症でご要望のあるかたへ無料配布することといたしました。先着となりますため締め切りました場合はご了承くださいませ。

お申込みは、「マスク申込」とお書込みいただき、郵便番号、ご住所、お名前、疾患名(気管支喘息/花粉症)をご記入の上、メールにてお送りください。 allergyfood-fukuoka@apost.plala.or.jp

まだ会員でない方は、まずはこちらのweb会員(無料)にご登録くださいますようお願い申し上げます。

食物アレルギー児用緊急連絡カード”知ってねカード”お送りします

第4回ふくおか食物アレルギー攻略法講座内で 災害時の食物アレルギー児の携帯すべきもの でもご紹介が
ございました「知ってねカード」をご希望の方に無料でお送りいたします。

知ってねカード概要はこちらをご覧ください。

患者様がご使用の場合は、必ずかかりつけの医師からの指示に基づきご使用ください。
園、学校関係者様がその施設で園児・学童のアレルゲン食品を知る上で主体的にご使用になる場合は、お子さんの食べられない
アレルゲン食品に間違いないこと、およびその表示を園や学校の整理箱等に表示することに対して ご家族の同意のもと知ってね
カードをご提出いただきご使用ください。

お申込みの場合(無料)は、以下をご記入の上、メールでお申込みください。
allergyfood-fukuoka@apost.plala.or.jp

・お名前
・郵便番号
・ご住所
・知ってねカードご希望枚数

第4回ふくおか食物アレルギー攻略法講座 トピックス

2019年10月20日(日)に開催いたしました、第4回ふくおか食物アレルギー攻略法講座 ー災害時に生き抜く方法お教えしますー
には多数のご参加をいただきましてありがとうございます。
講座のトピックスを掲載いたしますので、ご覧いただけましたら幸いです。

1:第1部① 食物アレルギーってなぁに?
  講師:柴田 瑠美子先生 国立病院機構福岡病院 アレルギーセンター顧問 小児科非常勤医師
              日本アレルギー学会指導医

2:第1部② 入園入学にそなえて
  講師:堤 信先生 福岡大学筑紫病院小児科助教 日本アレルギー学会専門医

3;第2部① 災害時に生き抜く方法お教えします!
  講師:手塚 純一郎先生 福岡市立こども病院 アレルギー・呼吸器科科長 日本アレルギー学会専門医

4:第2部② 緊急時の薬の対応/エピペン・吸入器講習
  講師:増本 夏子先生 国立病院機構福岡東医療センター小児科 日本アレルギー学会専門医

「米粉セミナー(~ご存知ですか?食物アレルギー代替食としての”米粉”~)」トピックス

平成31年2月24日(日)に 米粉セミナー ~ご存知ですか?食物アレルギー代替食としての”米粉”~ (主催:農水省九州農政局・(一財)九州地域産業活性化センター・福岡食物アレルギーネットワーク)が行われ 参加者101名と大盛況でした。
3講演ございまして そのトピックスは、こちらをご参照ください。
当ネットワーク代表世話人の柴田瑠美子医師も講演しています。

演題1:最近の食物アレルギーの現状と治療 
    ~小麦アレルギー増加に伴う米粉などの代替食利用の意義~
講 師:国立病院機構福岡病院小児科非常勤医師(元小児科医長)
    日本アレルギー学会指導医 医学博士 柴田 瑠美子 氏

演題2:いいね!おうちで出来る米粉料理
    ~食物アレルギー対応の米粉レシピ紹介~
講 師:管理栄養士 上野 恵美 氏

演題3:玄米ペーストってすごい!!
    ~グルテンフリー・栄養強化の両立素材~
講 師:株式会社 熊本玄米研究所 取締役 瀧尾 佳明 氏

学校給食での誤食事故0を目指す自治体様へ

食物アレルギー児の学校給食での誤食事故防止は、喫緊の課題です。
当ネットワークでは、現在福岡市立小学校給食において誤食事故0を目指す、「スマイル給食リンクシステム」を開発し、2018年4月より運用開始しております。
すでに多くの保護者様にご利用いただいており、チェックのし忘れ、お子様の誤食防止訓練などに役立てていただいております。
そこで、今後学校給食誤食事故0を目指されます自治体様がございましたら 当ネットワークの「スマイル給食リンクシステム」をベースとしましたシステムを 低価格でご提供する準備がございます。保護者側チェックシステム、学校側(担任教諭および栄養教諭)チェックシステムともございます。
ぜひ ご検討の1つに加えていただけましたら幸いです。

ご相談等ございましらご遠慮なく こちら へお書込みくださいませ。
折り返し 担当よりご連絡申し上げます。

2/24(日)九州農政局さんとのコラボ企画「米粉セミナー(~ご存知ですか?食物アレルギー代替食としての”米粉”~)」のご案内

「米粉セミナー(~ご存知ですか?食物アレルギー代替食としての”米粉”)」と題しまして、以下の日程/内容でセミナーが行われます。
先着100名様となりますため ご希望の方はお早めにお申込みくださいませ。

・日 時:平成31年2月24日(日)13:00~15:15 *受付は12:30~
・場 所:公益財団法人 福岡県中小企業振興センター 3階
(福岡市博多区吉塚本町9-15)
・参加費:無料
・定 員:先着100名様 *お申込み締切 2/21(木)まで
お子様をお連れの場合、託児準備はございませんので 会場内にお連れくださいませ

ラム:1、講演
(1)最近の食物アレルギーの現状と治療
~小麦アレルギー増加に伴う米粉などの代替食利用の意義~
<講師>
柴田 瑠美子先生
国立病院機構福岡病院小児科非常勤医師(元小児科医長)
日本アレルギー学会指導医 医学博士

(2)いいね!おうちで出来る米粉料理
~食物アレルギー対応の米粉レシピ紹介~
<講師>
上野 恵美先生
管理栄養士

(3)玄米ペーストってすごい!!
~グルテンフリー・栄養強化の両立素材~
<講師>
瀧尾 佳明先生
株式会社熊本玄米研究所 取締役

2、展示・試食会
米粉パン、米粉乾パン、おやつ類の試食
スマイル給食リンクシステム*のデモンストレーション
*=福岡市立小学校給食において あらかじめそのお子さんのアレルゲンを登録しておけば
任意の日の給食献立中でどのおかずが食べられてどのおかずが食べられないかが一目でわかり
また、毎日その情報をメールで配信して給食誤食0を目指すシステムです

お申込みは、こちらの参加申込書をプリントアウトの上、郵送またはFAXで2/21(木)までにお送りください。
FAX=096-211-9745
郵送=〒860-8527 熊本市西区春日2丁目2–10-1

あて先はいづれも
農林水産省九州農政局 生産部生産振興課 流通担当 生田様

または、メールの場合は当ネットワーク宛てに お問合せから 以下を記していただきお送りください。
・ご相談表題に「セミナー申込」とお印ください
・以下を相談内容欄にお書込みください
参加者お名前
フリガナ
ご所属(団体名、学校名、職業等)
ご連絡先(〒 住所 電話番号)
参加人数と同伴者名(+フリガナ)

第3回ふくおか食物アレルギー攻略法講座 トピックス

第3回ふくおか食物アレルギー攻略法講座(2018年11月25日日曜日12:30~ 福岡市早良市民センター)の講演トピックスは以下で閲覧いただけます。

第1部  演題:「食物アレルギー発症の機序 発症の機序と予防の最新情報 検査・診断治療の最新情報」
     講師:柴田瑠美子先生(国立病院機構福岡病院非常勤医師)
       ・みなさんに知ってほしい機序
       ・皮膚からの感作、人工乳の早期導入の牛乳アレルギー予防 他最新の情報
       ・腸内細菌叢の改善
       ・治療について
       ・診断/検査について
       
第2部-1 演題:「入園・入学に際してよく遭遇する問題点」 「エピペン講習会」
     講師:松田 健太郎先生(松田小児科医院院長 大野城市)
       ・入園/入学に際しての対応手順
       ・学校/園での除去食の基本的な考え方
       ・自宅での管理について
       ・救急の処置について
    
       ・エピペン使い方
       ・エピペン打ち方とコツ
       ・エピペンの保管場所
       ・使い終わった後の処理

第2部-2 演題:「喘息予防のための日常生活の注意点」
     講師:手塚 純一郎先生(福岡市立こども病院アレルギー・呼吸器科科長)
       ・喘息ってどんな病気?
       ・喘息治療の3本柱
       ・発作時に知っておかねばならないこと
       ・喘息予防が大事
       ・薬以外で取りくむこと
       ・入園/入学にあたって こんなことに注意しましょう

ご質問等ございましたら 事務局までご連絡くださいませ。092-291-1133

   

輸入食材の「グルテンフリー」表示にご注意ください

 最近、当ネットワークに輸入食品の「グルテン」表示につきまして お問い合わせがありましたためお知らせいたします。

 平成28年6月23日付 消費者庁から「食品表示の適正化に向けた取組について」と題したのニュースリリースの中で、「輸入食品のアレルギー表示の徹底について」 が発せられています。
 これは、「グルテンフリー」について 欧米諸国における「グルテンフリー」と日本におけるアレルギー表示として「グルテンフリー」の基準が異なることを 輸入業者に対して適切なアレルギー表示を行うように啓発するものです。

 【違いの主なポイント】
 欧米諸国のグルテンフリー基準=グルテン濃度20ppm以下で、「グルテンフリー」表示可能
 日本国内のアレルギー表示  =数ppm以上の小麦総たんぱく量を含む状況であれば、容器包装に小麦のアレルギー表示をしなければならない
*グルテンは、小麦を構成するたんぱくの1つです。

 このような「輸入食品のアレルギー表示の徹底について」が輸入業者に発せられてはいますが、業者の理解不足、従業員への不徹底等で混乱をまねいていることが生じているようです。
 国内産商品では、アレルギー表示に関しましてはかなり徹底されていますが、小麦アレルギーの方は、輸入商品につきましては、十分にご確認をなされたほうがよいと考えます。

’18.07.29の市民公開講座からトピックス 

—講演1)小児喘息  手塚純一郎医師(福岡市立こども病院)—

【喘息とは】
・喘息は3歳までに80%が始まると言われているので 早い段階で何らかの対応をとってあげること
・こどもの喘息の場合、アレルギー対策が一番重要で 特にダニ対策は重要
・乳児から学童になっていくと 生活が広がってくる。そこで例えばネコがいるなど 対応しなけれ
 ばならないことが増える 
 おとなの指導ではうまくいかないので こども自身で対応できるように 病気との付き合い方を教
 えてあげないといけない
・小児喘息は大きくなると治るといわれていたが そうではない
 軽くなったものが治ったと勘違いされていたので 大人になるとまた症状が出てくる
・早期に治療に介入し、大人まで持ちこさないようにすることが重要
 それであれば 喘息をよく知ることが必要
・一時期、気管支を拡げる薬が広がったが、死ぬ方も増えた
 これは、気管支を拡げるだけではダメで 慢性的に炎症があることがわかったので、長期管理が重
 要であることがわかった
 気管支に炎症があるところに 風邪などでさらに狭くなることで発作がおきる
 そこで 気管支拡張薬である貼り薬を使い続けるのはやめて 予防の薬を使っていい状態を続ける
 ことが重要
 治療の3本柱=ダニ対策、予防の薬を使う、体力をつくること

・喘息のこどもの発作が出やすい時とは、明け方、秋口、冬場にマラソンしたりした時
 また、台風が発生すると発作が出てくるので注意
・赤ちゃんの場合の病院に連れて行く判断として、飲みが悪い、食欲がない、咳き込んで眠れない、
 機嫌が悪い 症状は、ゼーゼーヒューヒューと別に胸を開けて見て 胸がペッコンペッコン(陥没
 呼吸)する また 小鼻がピクピク、夜中でもすぐに救急車を呼ぶこと
・普段から状態を見ておかないと 症状が出てもわからないから注意してみておく

【予防について】
 調子がいい状態を作ってあっげる=普通の事同じことができている状態
 薬は大きく2種類あることを知っておくこと
①発作の治療薬=気管支拡張剤  ②予防の薬=アレルギーを抑える薬、吸入ステロイド薬
 普段気を付けること=ダニ対策、受動喫煙、風邪をひかないように気を付ける、ペットを飼わない
 ダニ対策=ダニが繁殖しづらい部屋づくり=掃除では駆除しきれない だから物をできるだけ置か
 ない、掃除しやすい部屋づくり、
 おふとん=まずはかわかすこと(ふとん乾燥機など)、シーツは週1回は洗うこと
 ペット=一緒にいないことが予防、飼ってはいけないことを教えてあげる すでに飼っていれば手
 放すこと、
 運動について 運動すると発作が出ることがあるが、発作性が出るのは予防が足りていない証拠
 発作が出やすいこと=冬場のマラソン(発送はぁはぁと息をするもの)、水泳は出づらい(温かく
 て湿った環境で運動をするので発作が出にくい、さらに続けることで体力がついてくるので発作が
 出にくくなる
 運動する場合の注意点=ウォーミングアップを十分する、気管支が冷えて乾かない方がいいのでマ
 スクをする

—講演2)アトピー性皮膚炎  西江温子医師(国立病院機構福岡病院 皮膚科)—
・通常の皮膚    =アレルゲンや微生物から守るバリア機能が正常に働いている
           また水分が出ていきにくい状態なので 乾燥しにくい
 アトピー性皮膚炎=皮膚の保湿成分が少なく、バリア機能が低下している
          だから微生物やアレルゲンが侵入してきやすい⇒刺激を受けては湿疹を繰り返す
          水分が出ていきやすくなり 乾燥している肌がさらに乾燥しやすくなる 
          かゆみを伝える神経が、表皮まで出てくることで かゆみにつながっている
【スキンケアの基本】
 ①皮膚を荒らす刺激に気を配ること
 ・入浴の際のポイント
  よく泡立ててから使うこと(よく泡立てないとすすぎ残しが出やすくなり皮膚を荒らしてしまう)
  皮膚を傷つけることなく優しく洗うこと
 ②肌を乾燥させない
 ・保湿剤は、長続きするように(無理なく塗れるように)好きなものを選ぶこと
 ・乾燥したら塗るではなく いつも乾燥していない状態にする→自身のベストの回数を知っておく
 ・どんなに忙しくても 入浴後は肌が乾燥しやすいので 必ず保湿をすること
  薬の塗り方は、あらかじめ分散させて 手のひらで全体に塗りひろげる
 ③湿疹は薬を使って治す
 ・保湿剤と治療薬の塗る順番はどちらが先でも問題はないが、タイプが似ている薬の場合は、先に
  治療薬を塗る方が良い
 ・その湿疹の強度に併せて薬を選択する

【塗り方注意3点】 
 ①刷り込むのではなく患部にいきわたるようにやさしく塗り伸ばす
 ②表面が光り、少しペタペタ感があってティッシュペーパー1枚が貼りつく程度
 ③口径5mmのチューブなら指1関節分の長さ=手のひら2枚分の面積に塗る量
  口径3.5mmではだいたい2倍、口径3mmではだいたい3倍の長さが必要

 —講演3)食物アレルギー(柴田瑠美子医師 国立病院機構福岡病院 小児科)—

【即時型食物アレルギーとは・・・3つ】
 1、原因食物を摂取してから通常2時間以内に出現するアレルギーによる症状
 *即時型食物アレルギーの人は 食後に運動すると吸収が早くなり症状が出やすくなるので注意
 2、アナフィラキシー
  多臓器の症状が出現し ショックに進行しやすい
 3、特殊型
  原因食物摂取後 30分~2時間に運動を行ったときに症状が出る
  (食物依存性運動誘発アナフィラキシー)
  口腔粘膜における新鮮な果物・野菜による接触性じんましんで幼児でも増えている
  (口腔アレルギー症候群:OAS)

【発症予防について】
 1、湿疹の予防で食物アレルギーの発症予防ができるのではないか
 2、腸内細菌による予防
  1) 乳酸菌を使ったもの=プロバイオティクス
  2) 菌を使わずビフィズス菌を増やすオリゴ糖など=プレバイオティクス
 *出生後の抗生剤投与がリスクを高めることが言われている
 *腸内にビフィズス菌があることが重要
 *生後0~3か月で腸内のビフィズス菌が少ないと 2歳ごろのアトピー性皮膚炎が多いという報告あり
 *出生前~出生後でプレバイオティクス療法やると湿疹を減らす効果はある
 3、離乳食開始時期
  生後4か月の早期離乳食では、6か月以降開始より湿疹の発症が高率
  10か月以上の離乳食開始では、食物アレルギー発症頻度が高くなる
  日本では、離乳食開始は5~6か月が適しており 離乳食の開始は遅らせない
  鶏卵アレルギー発症予防について 卵は離乳早期に開始したほうがよいか
  →日本では医師の管理のもと生後6か月から鶏卵の微量摂取を開始することを推奨している
  ただし卵アレルギーがあるかたはしないでほしい

【耐性化を目指した治療】
 1、食べられるもの(安全に摂取できるも)を継続して食べること
   牛乳関連=過熱して利用
   卵関連=卵クッキー、カステラ、卵ボーロ、卵つなぎ(ハンバーグなど)
   大豆・小麦関連=醤油、みそ、麦茶
   魚関連=かつお、いりこだし、ツナ缶、しらす干し
 2、食べられないものを除去して 自然治癒を待つ
 3、積極的治療(経口免疫療法)
  安全量の範囲で摂取する
  半年~1年毎の負荷試験で安全量を決め 耐性化をめざす

 

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